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東南アジア駐在員報告

2016年4月 社会・時事
駐在員 : 芦澤裕之


シンガポールでは、2月末と3月初めの2週間連続で旅行博(トラベルレボリューション、NATAS)が開催され、本県は両方にブース出展した。

トラベルレボリューションではJNTOのジャパンパビリオンが設置され、本県はその中に出展した。桜をテーマにしたジャパンパビリオンは、各国パビリオンの中では最も大きく、圧倒的な存在感を放っていた。

旅行会社ブースで売られている訪日旅行のパッケージツアーで多いのは、ゴールデンルート、東京、大阪、北海道、九州、和歌山&三重などで、これまでに比べて九州旅行が増えている印象。日系旅行会社に販売状況を聞いたところ、「来場者は少なかったが商品購入者は前回よりも多い」「パッケージツアーの購入者が増えた」との声が聞かれた。静岡を含むJTBのゴールデンルート商品「クラシックジャパン」は、4月分は既に売り切れ、5月以降の商品を販売していた。

静岡ブースへの来訪者は、シンガポールの学校休暇(6月、12月)に家族で行くFIT(個人旅行)の相談が多く、モデルコースを使った具体的な説明が有効だった。説明して興味を持たれる観光地は富士山、三島スカイウォーク、花、食(うなぎ、寿司)、フルーツ狩り、温泉など。レンタカーを使いたい、との相談も一定数あった。

トラベルレボリューションの翌週に開催されたNATASには、遠州観光ネットワークと共同出展した。旅行博自体の規模はトラベルレボリューションより小さいものの、日本から出展した自治体は本県だけだったため、ブースへの立ち寄り客は、トラベルレボリューションよりも多かった。パンフレットの配布数は、トラベルレボリューションの2〜3倍であった。

来場者に聞くと、FITでの訪日を予定している者がほとんどで、公共交通機関による具体的な行程を聞かれることが多かった。富士山のことを説明すると「行ったことがあるのでもういい」との反応を示す方が多く、プラスアルファの情報(食、花、アクティビティ)提供の必要性を感じた。

ブースでは、きんつば(又一庵)の試食と緑茶の試飲も行い、大変好評だった。シンガポールでは通常、日本の餡子は甘すぎるという方が多いが、今回のものは受け入れられた様子。お茶とお菓子の相性もよい、との反応だった。

シンガポールでは、こうしたBtoCに継続して取り組んだ結果、平成27年の本県宿泊者数は前年比2.3倍の8,700人に増加した。このため、今後も引き続き、FIT客に直接訴える施策に取り組んでいく予定である。


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