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台湾駐在員報告

2019年3月 経済
駐在員 : 内藤 晴仁


2月8日、中華航空のパイロットがストライキを実施した。パイロットはかねてより、労働組合を通じて中華航空に対して過重労働の是正を求めてきたが、同日までに合意に達しなかったため、ストライキを実施したというものである。旧正月期間中のパイロットのストライキという台湾初の事態に際し、台湾交通部(日本の国土交通省に相当)が仲介役となり、夜を徹した交渉を継続した結果、2月14日にようやく「ストライキ終結」の宣言がされた。
しかしながら、ストライキを理由とした欠航や遅延は200便以上となり、3万人以上の利用者に影響を与えた。大型連休期間中のストライキは旅行会社や利用者等の中華航空に対する不信を招き、中華航空は日本円で13億円以上の損失を計上したと言われている。
 1959年に設立された中華航空は今年60周年を迎えるが、1966年〜2016年までの航空事故等件数は26件を数えている。航空機の安全運航には、パイロットをはじめ航空従事者の労働環境の確保は不可欠である。中華航空は2年前にも客室乗務員による大規模なストライキが行われており、今回のパイロットのストライキと合わせ、中華航空の職員の労働環境は改善途上にあると感じる。旅行会社や利用者の信頼を確保するためにも、今後の中華航空の安全運航と労働環境の向上等に期待したい。


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