中国駐在員報告
2016年11月 行政 駐在員 : 土屋岳久
北京や上海の都市部では、通勤や配達業務等に電動スクーターを利用する人が多い。電動スクーターは原動機付自転車と違い、免許不要なうえ家庭で充電ができるため、気軽に利用されている。
しかし、電動スクーターは無音で原動機付自転車と同程度のスピードが出るため、歩行者との接触事故が多い。世界保健機関(WHO)によると、2013年の交通事故死亡者数26万人のうち、15万人以上が自転車や電動スクーター等による事故が原因とされている。そんな中、北京市では今年4月から市内の一部区域で電動スクーターの通行を禁止する措置が取られた。
また、上海では電動スクーター同様に、セグウェイや電動キックボード等で通勤等をしている人も多い。しかし、道路交通安全法ではこれらの乗り物は私有地での利用しか許可されていない為、8月には上海市公安局が集中的な取り締まりを実施した。
上海では自分の身は自分で守ることが重要である為、事故に逢わないよう、また巻き込まれないよう注意して駐在員生活を送っていく。
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