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東南アジア駐在員報告2003年5月 経済 タイ、中国・アセアン緊急首脳会議のホスト国に。好調な経済指標の行方
国内景気について、タイ中央銀行が4月30日に発表した3月の経済指標(速報値)によると、イラク戦争やSARSの経済への影響懸念から世界経済の先行き不透明感が高まる中、3月の経済指標は輸出額が大幅増を記録するなどタイ経済の元気さを示す結果が出た。タイのGDP成長率は2000年が4.6%、2001年が約1.8%と堅調さを維持しており、国家統計局(NSO)が発表した2002年の世帯収入は月1万3,745バーツ(1バーツ約2.8円なので、約4万円)で年6%伸びたとしている。支出も順調に伸び、消費マインドも回復し始めている矢先のSARS騒動ということになった。 ちなみに、6,260万人(2000年)の人口を有するタイのGDPは2000年で1,222億ドルである。人口378万人(2002年10月)の静岡県の県内総生産は2000年度で15兆9,500億円であり、ドル換算すると、レートの幅を見ても同じか上回り、静岡県の実力に驚く。 |
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