東南アジア駐在員報告
2018年2月 経済 駐在員 : 芦澤裕之
グランピングとは、グラマラスとキャンピングを掛け合わせた言葉で、自分でテントを張ったりせずに、気軽かつ豪華にキャンプを楽しむ、新しい旅のスタイルである。
1月に、富士山こどもの国(富士市)で外国人向けにグランピングを提供している企業とともに、シンガポールで旅行会社へのセールスを行った。同企業が提供する企画は、4000uの専用スペースに豪華なテントを設置し、あしたか牛やヨーグル豚(とん)など地元の食材をふんだんに使った料理を提供するものだ。費用は2泊3日食事付きで1人6万円と高額だが、流しそうめんやスイカ割りなどのイベントも充実しており、納得の内容である。
旅行会社セールスの結果は上々で、シンガポールの大手旅行会社はさっそく商品化し、既に予約も入り始めている。多少お金がかかっても快適なアウトドアを体験したいというニーズは、シンガポールだけでなく、オーストラリアやタイなど当事務所の管内にもある。しかも富士山麓という日本で最高のロケーションのもとで体験できるのだから間違いない。旅行博等で直接消費者にPRし、今年の夏、富士山グランピングのブームを巻き起こしたい。
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