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台湾駐在員報告

2018年9月 経済
駐在員 : 内藤 晴仁


 高雄市から南へ約100km離れた台湾最南部に「恆春(こうしゅん)」という街がある。人口は約3万人、墾丁(こんてい)国家公園区内にあり、城壁に囲まれた歴史と自然が広がる熱帯の小都市である。
 2008年、この地で撮影された台湾映画「海角七号(かいかくななごう)」(邦題:「海角七号 君想う、国境の南」)が公開され、大ヒットを記録した。映画を見た方がこの地を訪れ、恆春は一躍台湾の人気観光地のひとつとなった。
 映画公開から10年目となる今夏、私は恆春を訪問した。美しいビーチの賑やかさと比べ恆春中心部は寂しい雰囲気が漂っており、観光客は予想以上に少なく感じた。墾丁国家公園管理所の統計では、2017年の墾丁地区への訪問者数は約437万人、最多時の2014年(約837万人)の約半数で、映画公開前(2007年)の水準まで減少している。「海角七号」を知らない世代が増えている中、「ポスト海角時代(海角七号ブームの次)」の街づくりが喫緊の課題であると感じた。
 映画の撮影地で人気が出た街に「九份(きゅうふん)」がある。1989年「悲情城市(ひじょうじょうし)」のヒットで注目された九份は、採掘場の歴史やノスタルジックな風景等による街づくりを行い、「悲情城市」のみに頼らない観光地の地位を確立した。「ポスト海角時代」の恆春の今後を期待し注目していきたい。


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