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北米駐在員報告2001年4月 社会・時事 銃乱射事件のあったサンディエゴ郡サンタナ高校では、計画を事前に知りながら報告しなかった容疑者の友人4人に対し転校措置が取られたほか、脅迫に関する情報を寄せるよう生徒に呼びかけたり、サンディエゴ郡シェリフ局も校内に電話を取り付けるなど警戒を強め、その対策に当たっているというが、同高での事件以来、カリフォルニア州では、生徒による武器所持や脅迫、学校襲撃計画が相次いで発覚している。 ロサンゼルス近郊のダウニー市の中学校では、校内に銃を持ち込んだ少年の父親が銃器の管理責任問題から逮捕されたり、ノーウォーク市では、学校襲撃を計画し、校内で拳銃を所持していた9歳の小学生が逮捕されている。その他、犯行目的で学校での6インチ・ナイフ所持による逮捕、襲撃リストを作り自宅でのライフル銃所持の少年の逮捕、教師へのEメールでの脅迫状の送付による事情聴取など暴力関係事件が続発している。その背景には、アメリカの学校でも、いじめや脅迫などが日常茶飯事となっていることが原因のひとつとしてあるようである。 |
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