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中国駐在員報告

2018年3月 経済
駐在員 : 土屋岳久


 中国ではEC(インターネットによる商取引)の利用が近年急激に進んでいる。JETRO上海事務所によると、2012年に13,200億元(約23兆1,000億円)であった年間のECによる購入額が、2016年には51,556億元(約90兆2,000億円)と、4年の間に3.9倍と著しい増加をみせている。
 そのためか、「スーパーなど実店舗は、ECに淘汰されてしまうのではないか」との声をよく聞く。確かに、トイレットペーパーやミネラルウォーターなどの日用品については、インターネット購入の方が手間もかからず価格も安い。
 そのような状況下、日用品販売において店舗とインターネットをうまく融合させたスーパー「盒馬鮮生」が、台頭している。
 盒馬鮮生は、中国最大のECサイト「天猫」を経営するアリババ集団が出資するスーパーで、2018年2月末時点で、上海を中心とした主要都市に36店舗展開している。
 盒馬鮮生の最大の特徴は、迅速な宅配サービスで、ネット上に実店舗と全く同じ商品を掲載している「盒馬」というアプリを通じて注文すると、実店舗から3km以内であれば送料無料、最短30分で商品を玄関先まで運んでくれる。
 一方で、実店舗にも足を運んでもらえるよう、生鮮品をその場で調理してくれるサービスや、店内で購入した商品を食べることができるスペースを用意するなど、来店して初めて受けることのできるサービスも提供している。
 店舗販売とネット販売それぞれの強みを活かした「盒馬鮮生」の形態が、今後どのように発展していくのか、注目していく。


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