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北米駐在員報告
1999年6月 行政 駐在員 : 若梅真樹
・重大犯罪が減少
昨年、全米で起きた重大犯罪が前年に比べ7%減となったことが、米連邦捜査局(FBI) の犯罪暫定統計で公表された。同統計は、全米17,000の郡や自治体の犯罪統計をまとめたものであり、重大犯罪には、殺人、強盗、暴行などの「暴力犯罪」と窃盗、放火などの「財産犯罪」が含まれる。全米の重大犯罪が減少したのは、これで7年連続となり、その背景については、好景気による失業率低下や罰則強化が功を奏したと指摘している。
また、FBIが発表予定の人口10万人以上を対象とした「全米安全都市番付」では、1位シミバレー、2位サウザンドオークスなどトップ10のうちニューヨーク州アムハーストタウン以外の9都市をカリフォルニア州が占めそうで、表面的にはカリフォルニア州の安全性の向上がうかがわれるが、ロサンゼルスだけでも殺人が426件(26%減)発生しており、ケタ違いの多さには驚かされる。
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