台湾駐在員報告
2023年2月 経済 駐在員 : 宮崎 悌三
コロナ下での台湾における静岡県の観光情報発信は、収録した動画をYouTubeを通じて発信してきたが、情報を直接参加者に伝えられる臨場感のあるリアルな静岡県観光セミナー(以下、セミナーという。)には、参加者との会話を通じて、ニーズや疑問・質問に触れることができ、情報交換という部分で優れている面があると感じている。
日台間における観光の往来が解禁された昨年10月以降、台湾の多くの方々は、待ちかねた日本への渡航について、情報収集を始めている。当事務所でも、感染症防止対策に配慮する形で、約1年振りとなるセミナーを今年度12月及び1月に開催した。
セミナーの参加者募集は、事務所が運営するFacebook「発見。五感静岡」(中国語名:發現。五感靜岡)を通じて行っている。
セミナーの対象は、主に自ら旅行を計画して旅する個人である。会場が台北市の場合には、数時間のうちに定員を超える数百人もの応募があるが、台湾中部の台中市や南部の台南市・高雄市が会場の場合には、定員に達するまで、数日から2週間ほどの時間が掛かることが多い。
旅行会社から聞いた話でも、北部に比べ、中南部は、団体旅行に参加する傾向が強いとのことで、これがセミナーの申込み傾向としても表れているかもしれない。
開催回数を重ねていくうち、静岡県に行ったことがある、もしくは、これから行く予定であるという方が次第に増えている。地道な取組みではあるが、こうしたことの積み重ねを継続していきたいと考えている。
【上】静岡県観光情報に耳を傾ける参加者
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