中国駐在員報告
2018年3月 社会・時事 駐在員 : 土屋岳久
今年は、2月15日から21日までが旧暦の正月にあたる春節休暇であり、多くの人が帰省や旅行の為に国内外を移動した。
上海では、春節休暇の1週間の延べ観光客数は443万人と、昨年同期間と横ばいであった一方、観光収入は49億元(約857億円)に達し、昨年の同期間を1.5%上回ったと、中国ニュースサイトの東方網が伝えた。また、上海市観光局によると、同市に滞在した観光客1人当たりの平均消費は1,092元(約18,500円)/日と、前年を7%上回ったとのことである。
ほかにも、上海の虹橋・浦東両空港の利用者数は214万人となり、こちらは昨年の同時期比約6%の伸びとなったと、中国ニュースサイトの新民網が伝えている。
観光客数が横ばいでも1人当たりの消費額が増え、観光収入が増加したことや、空港の利用者数が伸びていることから、市民の消費意欲が伸びていることが分かる。今後も、中国市場の伸びについて様々なデータを分析し、注視していく。
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