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東南アジア駐在員報告2003年12月 経済 シンガポール シンガポール企業は活用上手 IBSCとBSO
IBSCの目的は、(1)我が国の投資環境、手続きに係わる一元的情報提供、(2)具体的な対日投資案件の支援、(3)既進出外資系企業および我が国地方自治体への対日投資活動支援であり、専任スタッフ36名(うちアドバイザー11名、司法書士、行政書士、社会保険労務士、会計士、IT・バイオ等業種別専門家)、個別オフィス24室(2ヵ月間無償貸与)などと、充実した内容で、現在では2ヶ月ほど待たないと入居できないほどの盛況振りとのことである。 一方のBSOは、IEがシンガポールから日本へ進出する企業を支援するため、貸しオフィスの提供や、企業設立・登録援助、提携先の紹介などのサポートを行うもので、既に中国5ヶ所(上海、北京、広州、成都、青島)やニューヨーク、メキシコシティーに同様のオフィスを持っているが、日本ではこれが最初である。7社の入居が可能で、入居期間は半年から最長2年までとなっている。 これまでにシンガポール企業6社がIBSC(ジェトロ)を利用し、その内の3社は2ヶ月の入居期間経過後に、BSO(IE)に移って対日進出を目指している。IBSCは利用期間が短期で無料、BSOは利用期間が長期で有料で、シンガポール企業は両方を有効に活用しているようである。 |
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