中国駐在員報告
2015年2月 行政 駐在員 : 井口真彦
12月25日、富士山静岡空港と浙江省の杭州蕭山国際空港を結ぶ連続チャーター便が就航し、第一便の出発に合わせて開催されたセレモニーに出席した。
初便出発を控えた静岡便のカウンター付近は、チャーター便を催行する旅行会社により広告バナーが設置され、着ぐるみも出動して旅客と記念写真を撮るなど、華やいだ雰囲気に溢れていた。
大きな看板とステージが設えられた、国際便出発ロビー内の特設会場で行われたセレモニーには、就航実現に尽力された陳宗尭・浙江省人民政府副秘書長を始め、省政府、杭州市政府関係者、杭州蕭山空港有限公司、運航する北京首都航空の幹部などが揃って出席していた。
そのような中で、空港有限公司副総経理の冒頭の挨拶に続き、静岡県を代表して挨拶する機会をいただいた。この場を借り、関係者への感謝、両県省の友好交流の歴史、県省間の友好卓球大会や静岡県の魅力を、中国語で紹介し、挨拶とさせていただいた。その後、陳副秘書長の御挨拶、テープカットに代わるレーザー球点灯を行い、30分間のセレモニーは終了した。
多くの関係者と共に直行便実現に尽力してきた一人として、この場に臨席できたことを大変嬉しく思い、また、赴任以来の大きな目標の一つだっただけに、感慨もひとしおだった。
当該直行便は中国側旅行会社による連続チャーター便として催行されている。このため、静岡からの旅行客や、杭州に住む静岡県企業の方の帰省や出張には使えない状況であるが、天津便のように、好調な需要に支えられ、近い将来定期便化され、双方の更なる交流に資する状況になることを期待し、その実現に向けて努力している。
初便からほぼ満席の状況が続いている状況に甘えず、定期便化を見据え、ビジネス需要の掘り起こしも含め、路線の維持拡大に努めたい。
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