• 携帯電話向けページ
  • Other language
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • 組織(部署)から探す
  • リンク集
  • サイトマップ
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 中国駐在員報告

ここから本文です。


中国駐在員報告

2011年4月 社会・時事
駐在員 : 野村 芳一


    1日平均20万人のバイヤーが世界中から訪れるまち、義烏市(ぎうし)。そこは、日本の100円ショップで販売されている小物雑貨類の世界最大級の生産・流通基地である。
    義烏市は、省都の杭州市から鉄道で約1時間、南へ100kmほど内陸に入った金衢盆地の東縁に位置する。人口は、180万人、外来人口は100万人に上ると言われている。農業が発達し、水稲、サトウキビなどが栽培されていたが、同時に古くから商売が盛んなところであり、農閑期になると農民が天秤棒を担ぎ物々交換で商売をしていた。
    現在の義烏市場は、1982年にオープンしたもので、増築を重ね今や世界最大の日用雑貨卸売市場となっている。400万平方メートル(東京ドーム約85個分)の営業面積を誇り、62,000の店舗には、20万人以上の従業員が働いている。商品のジャンルは幅広く、小物や雑貨からおもちゃ、ぬいぐるみ、アクセサリー、メガネ、靴、鞄、アパレル、家具、工芸品、電子製品、工具、金物等々、170万種類が売買されており、中国で生産されるあらゆる生活・日用雑貨が手に入ると考えて間違いはない。価格は、ラジコンのおもちゃなど、上海市内の小売価格(これ自体日本よりずっと安い)の5分の1から3分の1という安さだ。商品の品質は年々飛躍的に向上し、日本では見かけないようなユニークなものも増えている。毎年10月には、中国最大級の日用品展示会が開催される。
    義烏市の外事弁公室によると、薄利多売の卸売市場として発展した義烏だが、安い物だけでなく、世界中から一流の物も集まる市場へ脱皮を図ろうとしている。建設中の新しい市場施設には、外国からの製品が中心となる国際館が入る予定という。世界中から多くのバイヤーが集まる義烏市場だけに、さらなる飛躍の可能性は十分備えていると思われる。


    日付別一覧  地域別一覧  分野別一覧

お問い合わせ

知事直轄組織地域外交局地域外交課

静岡市葵区追手町9-6

電話番号:054-221-3066

ファックス番号:054-254-2542

メール:kokusai@pref.shizuoka.lg.jp