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中国駐在員報告

2003年10月 経済
駐在員 : 外山 敬三


大連の投資環境

    中国東北部の遼寧省に属する大連市は、昔から日本との関係が濃くて強い地域である。日清、日露及び日中戦争の舞台となり、日中戦争当時は多くの日本人が生活していた。街並みも、坂や並木があり、電車が走って、自転車が少ないなど日本とよく似ている。刺身を食べるなど風俗習慣も似ており、ワイシャツ、畳などは大連語として定着している。1964年に設立された大連外国語学院は中国で最初の日本語専門大学であり、日本語を話せる人材が豊富にいるのも大連の特徴の一つである。また、日本の7都市と607フライトの定期便が現在就航している。
    大連市内には1984年10月に設立された大連経済技術開発区とその後建設された大連保税区・輸出加工区がある。開発区には大連ソフトウェアパークが併設されており、更に、産業基盤を強化し投資環境を改善するため、大連金型工業団地が現在建設されている。
    2002年2月現在、市内には合計8,162社の外資企業があり、導入された外資金額は契約ベースで210.1億ドル、実績ベースで106.7億ドル、そのうち日系企業は2,054社で全体の25.2%を占め、導入金額は契約ベースで53.6億ドル(外資全体の25.2%)契約ベースで42.1億ドル(同39.5%)である。2,054社の内訳は第一次産業に103社、第2次産業に1,483社、第三次産業に468社が進出しており、主な企業としてはキャノン、三洋電機、三菱電機、コニカ、TDK、YKK、スター精密といった企業が進出している。
    また大連市は、ソフト産業、情報サービス業、バイオ製薬、新素材などを重点分野に指定し、これらの産業の比率を工業全体の3分の1まで高める方針で外資誘致施策を実施している。中でもソフト産業はここ数年平均25%の伸びを示し、昨年の生産高は前年比25%増の600億元に達して、大連市の主要産業の一つに成長した。市政府はIT人材の育成にも力を入れており、市内には大学15校、ソフト学院4校、200近いIT人材養成単位と二つの大型電子ビジネス養成センターなどがあり、さまざまなレベルでのIT人材養成システムを作り上げている。日本の情報技術関連企業も相次いで進出を果たしており、日本のIT企業トップ10社はいずれも大連に進出している。


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