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台湾駐在員報告

2018年10月 行政
駐在員 : 宮崎 悌三


毎年、台湾観光局はその年の一押しの旅行テーマを掲げてプロモーションに取り組んでいるが、今年を「海湾旅行年」と位置づけ、台湾本島を取り巻く離島から6つの県や市にまたがる10の離島を選出した。この取り組みでは、主に離島の観光産業発展によって、地域に活力をもたらすことを目指している。
今回、選ばれた島の一つ、台湾で最も北にある馬祖諸島を訪れ、現地での取組みを実際に見てみることにした。台北市内の松山空港から国内線で約1時間の距離にある馬祖諸島は、金門島と同様、台湾本島よりも中国大陸の方が近い。訪れた時も、島の対岸にビルや風力発電施設などが見え、福建省から出航したものと思われる多くの船が、島と大陸を隔てる海峡を行き来していた。馬祖諸島のような中国大陸に近い島と、人々が直接の往来を可能とする「小三通(しょうさんつう)」が始まった2001年以降、歴史・文化の関わりが深い福建省を中心として多くの中国人が馬祖諸島を訪れている。
台湾本島から足を少し延ばすだけで、地中海を思わせる情緒ある街並みに触れられ、新鮮な海産物を楽しむことができる馬祖諸島は、日本ではほとんど知られておらず、台湾本島に住む人々の間においても、ここを訪れたことのある人が、これまでは少なかったようだ。
 しかし、近年、その名を一躍有名にしたものがある。それは、夜間、海面が青く光る「藍眼涙(青い涙)」である。青い光の正体は、主に夜光虫(やこうちゅう)と呼ばれるプランクトンで、大発生した場合、物理的な刺激に反応して発光するのだが、これを夜光「虫」が光っていると直接説明せずに、青い涙と命名したことで、ロマンチックなイメージを連想させ、一目見たいと馬祖諸島を訪れる人が増えているという。古い石造りの街並み、新鮮な海産物など、もともと魅力に溢れる馬祖諸島は、今や小さなプランクトンによって注目を集めている。


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