東南アジア駐在員報告
2009年11月 経済
駐在員 ： 長谷川 卓
インドネシア・・・旺盛な国内消費が経済をけん引
‘07年、’97年通貨危機発生後、最高のGDP成長率6.3％を遂げた同国経済は、’08年末の金融危機後も国内消費が輸出の落ち込みを補い、’08年GDP成長率は通期で6.1％を維持、’09年についても同国中央銀行は、当初3.0〜4.0％との見込みを10月５日に4.0〜4.5％に上方修正している。
本県からの同国展開企業の多くが生産に関与する二輪車では、’08年９月〜’09年１月に連続して前月比販売台数が減少したが、２月以降順調に回復、７月に前月比12.5％増、８月に同15.0％増と回復傾向が強まっている。
世界第４位の人口2億2,000万人を有する同国は貿易の不振を補う国内市場の規模を示し始めており、中国、インドに次いで、今後の世界経済のけん引役として期待される。
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