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台湾駐在員報告

2023年9月 社会・時事
駐在員 : 市川 美奈子


 台湾は、6月から10月の5か月間、長い長い「台風シーズン」を迎える。台風による市民生活への影響が予想される場合、各県市政府が前日20時までに「停班停課」(いわゆる「台風休暇」)を決定し、政府機関や学校を休みとする。民間企業もこれに倣い、休暇とするところが多い。
 台風休暇の判断基準は、中央気象局の予報が、@4時間以内に暴風域に入る地域で、A風力7(風速13.9〜17.1メートル毎秒)以上、または最大瞬間風速10(24.5〜28.4メートル毎秒)以上の場合、もしくは24時間の降水量が一定の基準以上(台北市や新北市、新竹市、台南市は350ミリ)とされている。
 8月3日、台風6号の接近に伴い、台北市では実に4年ぶりの台風休暇となった。(前回の台風休暇は平成31年9月30日)。小職は台湾に着任して以来初の台風休暇に怯えていたが、幸いにして予報は空振りに終わり、平穏な一日を過ごすことができた。
 ところが周辺市町では、台風休暇による一悶着が起きていた。台北市と同一経済圏である「新北市、基隆市、桃園市」のうち、桃園市だけが台風休暇を発令しなかったのだ。桃園市の張善政市長が「明日、桃園市は通常出勤」と表明したところ、市長のFacebookは瞬く間に炎上し、マスコミは「有事の際には台北市等と足並みを揃えるのではなかったのか」等と、市長の責任を追及した。市長が釈明に追われる様子は、見ていて少し気の毒であった。
 台風シーズン真っ只中の台湾では、これからも台風休暇が発令される可能性がある。台湾にお越しになる皆さまも、ぜひ安全に留意していただきたい。


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