中国駐在員報告
2017年9月 社会・時事 駐在員 : 土屋岳久
8月28日に、上海市浦東新区にある「上海中心大廈」(通称:上海タワー)の新しい展望台「頂点632」が一般公開された。
上海タワーは、2016年3月に完工し、高さは632mと、世界で2番目に高いビルである。その125〜126階にある「頂点632」は、高さ583.4mに位置する、世界で最も高い展望台となった。
それまでの世界一は、同じく上海タワーの118階にある展望台(高さ546m)で、今年の4月26日に一般公開されたばかりであった。今回の世界一は、自身の持つ世界記録をたった5か月で自ら更新した形となる。
「頂点632」は完全予約制で、入場料は680元(約11,000円)と高額ではあるが、一日の入場客数を120人に制限するとの発表もあり、しばらくの間は予約が取れないことが予想される。
また、上海タワーの隣には金茂大廈(高さ421m)や上海環球金融中心(高さ492m)が建っていて、僅か500m四方に超高層ビルが3棟並ぶ姿は、今や上海の名所の一つとなっており、3棟を1枚の写真に収めようとカメラを構える観光客をよく見かける。
上海に来た際には、展望台に上らなくともこれら超高層ビルが立ち並ぶ姿をみて、上海の発展を肌で感じていただきたい。
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