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北米駐在員報告
2001年8月 経済 駐在員 : 若梅真樹
商務省が発表した2001年第2四半期の実質GDP(国内総生産)は、速報値で年率前期比0.7%の伸びと、第1四半期の1.3%から大幅に鈍化し、93年第1四半期(0.1%減)以来の約8年振りの低成長を記録した。
今回は、企業の生産調整が拡大、設備投資の大幅な落込みなどが低成長の要因となった。反面、景気の牽引役である個人消費は、自動車など耐久消費財が堅調で2.1%増と底堅さを示した。
グリーンスパン米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、米景気はなお下振れのリスクが残ると指摘しており、FRBでは追加利下げの検討が確実視されている。
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