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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2006年3月 その他
駐在員 : 橋本勝弘


    シンガポール 格安航空時代に向けてバジェットターミナルが完成 

    チャンギ国際空港に建設が進められていた格安航空専門のターミナルが完成し、3月26日から稼動することとなった。公募で決まった新ターミナルの名称は「バジェットターミナル」で、床面積は2万5,000u(第1ターミナルの約10分の1)で、そのうち3,000uが小売店と飲食店用となっている。免税店2店のほか、セブン・イレブンやハンテンなどの小売り13店が入居し、飲食店では日系の元気寿司の営業が決まっている。
    新ターミナルの構造的な特徴としては、エスカレーターやトラベレーター(動く歩道)、搭乗橋が設置されず、旅客は出発棟の出口から20mほどを歩き、タラップを上って搭乗する。また、到着客は到着用入口からいったん中二階に上り、連結廊下を渡って到着棟に着く仕組みになっている。約300台収容可能な駐車場が整備され、シンガポール航空(SIA)が利用する第2ターミナルとは、無料の送迎バス(所用時間約5分、約15分に1本間隔)で結ばれる。
    旅客収容能力は年270万人で、需要に応じて500万人までの拡張が可能とされているが、現在のところ、利用航空会社はSIAの子会社のタイガー・エアウェイズだけに止まっている。タイガー・エアウェイズでは新ターミナルへの移行に伴い、チェックイン時間を現行の出発時間45分前から30分前に短縮するなど、サービス向上に努める。
    シンガポールに発着する格安航空は、タイガー・エアウェイズのほかに、オーストラリアのカンタス航空が49%出資するジェットスター・アジア、マレーシアのエア・アジアの3社で、運航数は週386便(17都市)に及んでおり、チャンギ国際空港を利用する全航空便(約週4,000便、貨物便含む。)の約1割に相当するまで増えている。シンガポール民間航空庁(CAAS)は、「格安航空は航空運賃を引き下げることで、消費者の海外旅行の機会を拡大し、結果として東南アジア域内で民間航空市場を飛躍させた。」と評価している。こうした相乗効果もあり、チャンギ国際空港の利用者数が昨年、3,200万人を突破し、2004年の過去最高記録を更新した。
    東南アジアでは、マレーシアでも同時期に格安専用ターミナルが開業する予定で、規模はチャンギ国際空港の5倍と言われている。また、タイ政府は6月にバンコク新国際空港(スワンナプーム空港)を開港した後、現在のドンムアン空港を格安航空やチャーター・自家用機の専用空港に転用するとしている。
    東南アジアでは、格安航空時代に向けた新たな競争がスタートした。 


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