台湾駐在員報告
2023年11月 経済
駐在員 ： 市川 美奈子
10月13日〜10月16日の４日間、台中市内で開催された「台中国際旅展」に、昨年度に引き続き出展した。会場には、昨年度（140,328人）比で56％増となる248,722人が来場し、連日多くの人で賑わった。
弊所では、昨年度に引き続き「静岡県の絶景と花」をテーマにブースを構え、富士山や四季折々の花が楽しめる絶景ポイント等を紹介した。
旅行博期間中の10月14日には、日本でのアウトドア経験が豊富な台湾人を講師に迎え、台中市内で「静岡県キャンプセミナー」を初開催した。セミナーに参加した47名はほぼ全員がキャンプ愛好者で、講師による県内キャンプ場の体験談に、熱心に耳を傾けていた。
台湾では従来から自然体験の人気が高かったが、コロナ禍でアウトドアブームに拍車がかかった。旅行博会場や百貨店などにはアウトドアコーナーが設けられ、テントやキャンピングカーが展示されることも多い。台湾発祥のアウトドアブランドに加え、「モンベル」や「Snow Peak」等、日本のアウトドアブランドも人気がある。台湾に直営店を３店舗展開している「Snow Peak」は、2021年、台湾最大の売り場面積を誇る店舗を台中にオープンした。
10月〜11月にかけて、台湾では複数の都市で大規模な旅行展が開催される。台北だけでなく、台中のように勢いのある地方都市でも旅行客のニーズを深掘りし、本県の魅力を様々な顧客層に伝えていきたい。
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