東南アジア駐在員報告
2019年5月 経済 駐在員 : 竹田 敏彦
シンガポールの人材省が同国で不足している人材についての調査結果を発表した。好調な経済が続いていることからサービス業、製造業、IT産業において多くの企業が採用を加速させているとのことだ。
調査では、特に人材が不足している職種として、教師・講師、ソフトウェア開発者、システムアナリスト、マーケティング・マネジメント幹部が挙げられていた。不足の理由は、教師・講師では国内で提供される教育コースの数が増えていること、人工知能などの新しい分野を担当できる教育者が少ないこと、IT・ビジネス分野では企業の採用が急増したことが原因とのことだ。
しかし、このような人材不足といえる状況にあっても、企業は申込者を審査し優秀な人材のみを厳選している。そのためなかなか空席が埋まらないようだ。魅力的な仕事が多数あっても簡単には就職できないのが現実で、高い能力を持たない求職者にとっては厳しい状況といえる。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|