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ヨーロッパ駐在員報告
2000年10月 経済 駐在員 : 森貴志
世界最大の写真産業見本市
世界最大の写真産業見本市「フォトキナ」が9月20日から25日までケルンで開かれ、世界45カ国、1663社が参加して最新製品を展示し、入場者は144カ国、16万2千人と発表された。
今年のメインはデジタルカメラであったが、ドイツ国内ではデジタルカメラの最低価格が200マルク強まで下がっており、今年上半期の販売台数は昨年同期を80%も上回っている。
ただし、デジタルカメラは一般のカメラに比べ普及率はまだ低く、国内カメラ保有台数で見ると、デジタルカメラが全体の1.2%程度となっている。
ドイツばかりでなく欧州全体でみても、一般のカメラの需要は衰えておらず、消費者は今後もプリントされた写真を好むと見られており、業界関係者は、デジタルカメラの普及に伴い写真プリンターの需要も増えるとしている。
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