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中国駐在員報告
2001年5月 経済 駐在員 : 外山敬三
4月10日から13日にかけて、上海光大会展中心において、「上海国際飲料展」が開催された。当飲料展には世界中のアルコール、ノンアルコール飲料等製造企業が出展し(いまだに事務局から正式な出展数や入場者数等が公表されていない)日本からは日本名門酒会所属の17社が共同で出展した。(静岡県関係では島田市の大村屋酒造場が参加)
大村屋酒造場の松永社長によると、4日間を通じて、日本名門酒会のブースは来所者が多く、試飲も非常に人気が高かったとのことであった。
中国で輸入酒類として人気がある酒類は、ワイン、ウィスキーなどである。日本酒の消費地は今のところ、北京、上海、広東などの大都市に限られており、当該消費地にある糧油食品系統の外貿公司が輸入業者または輸入代行者(中国では、外貿公司のみ輸入行為(外資系企業は経営品目のみ可能)ができ、しかも輸入割当がある商品の場合は、特定の外貿公司に限定されてくる)になる。
日本酒の上海における主な販売先は以下のとおりである。
・ホテル内(日本料理店)、日本料理店、日本居酒屋
(上海には500店舗以上あると言われている。最近では中国で生産され
た日本酒が出回っている。吟醸酒などはホテル内日本料理店、高級
日本料理店に限られている)
・ホテル内(中華料理店)、高級中華料理店
(地元中国人のリッチ層、上海では日本との往来が深く、日本と関わり
がある中国人)
・デパート食品売り場、スーパー(外資系カルフールなど)、コンビニ(ロ
ーソンなど)
(日本人駐在員・家族、日本と関わりがある中国人が購入)
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