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韓国駐在員報告

2015年2月 社会・時事
駐在員 : 野原 靖


 韓国に登場してから10年目を迎えた格安航空会社(LCC)が勢いづいている。安さを武器に乗客を急激に増やし、昨年、国内線旅客輸送で初めて大手航空会社を上回った。韓国空港公社の統計によると、済州航空・エアプサン・ジンエアーなど韓国LCC5社が昨年(2014年1月〜12月)に輸送した旅客は、国内線利用客2,437万人のうち1,249万人で、51.25%を占めた。年間の国内線旅客輸送率でLCC比率が半分を超えたのは今回が初めてである。
一方、大手航空会社の国内線の比率は減少している。大韓航空の国内線旅客輸送率は前年比3.2ポイント減の27.3%、アシアナ航空は前年比0.8ポイント増の21.4%だった。大手航空会社は、「シェア反転」の影響を努めて縮小しようという雰囲気である。ある大手航空会社の関係者は「国内線の旅客輸送は全体売上高に占める比率が6%台にすぎず、影響は少ない」と話した。 しかし国際線の旅客数でも大手航空会社とLCCの雰囲気は明確に違う。ジンエアー、エアプサン、ティーウェイ航空の昨年の国際線旅客数はそれぞれ前年比46.4%増、39.8%増、58.7%増だったのに対し、大韓航空の国際線旅客は前年比0.3%減少した。アシアナも6.1%増にとどまった。業界関係者は「国内消費者の海外旅行需要は持続的に増えているが、実質所得は変わらず、LCCが良い代案になっている」と説明した。LCC業界は「航空機と運航回数を増やし、来年は国内線の比率を60%まで伸ばしたい」と期待を表した。
勢いづくLCCは新規航空会社を追加で設立し、米国など長距離路線への就航に乗り出している。済州航空を保有するエギョングループは今年中に済州航空を株式市場に上場させる計画だ。3月初めに韓国取引所に上場審査を請求する。 LCCの中でも最大規模の運航路線を保有する済州航空は2013年、業界で初めて年間売上高4,000億ウォン(約440億円)を超えたのに続き、昨年も過去最大の実績となった。流通企業のエギョンは済州航空を中心に航空業をグループの主力事業に育成する計画を明らかにした。貨物事業は全体売上高の1%にすぎないが、旅客事業より利益率が高く、今年は事業規模を拡大する計画だ。
 また、錦湖アシアナ系列会社のエアプサンも上場を推進する。キム・スチョン・アシアナ航空社長はエアプサンに続き2つ目のLCCを今年中に設立するという計画を今月初めに明らかにした。


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