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中国駐在員報告

2015年5月 経済
駐在員 : 石井亘


4月14日(火)から16日(木)にかけて上海虹橋空港にてアジアビジネス航空協会展示会(ABACE2015)が開催され、富士山静岡空港を拠点としてビジネスジェット運航支援事業を行っている(株)フジドリームアビエーションエンジニアリング(FAE)と県空港政策課が出展参加した。

中国国内においては、現政権が華美な消費といった贅沢に反対する方針を示していることから政府幹部がビジネスジェット機の利用を控えるなどビジネスジェット市場は停滞していると聞いていたが、セスナ、ボンバルディア、ガルフストリームなどの製造会社、運航会社等180社を超える出展があり、来場者も三日間で9,000人以上という盛況であった。統計によれば2014年時点で中国国内のビジネスジェット運航会社は約250社、前年比26%増加した。2014年に上海の二つの空港(虹橋空港及び浦東空港)でのビジネスジェットの発着回数は4,792回で全国の約25%を占めており、虹橋空港ではビジネスジェット機用施設を拡張している。

中国や香港の運航会社の日本に対する関心は高く、現在は主として羽田空港及び成田空港を利用しているが、利用が集中して就航ができないという問題を抱えていると異口同音に話していた。また、ビジネスユースだけではなく、富裕者向けにビジネスジェットを利用した旅行商品も開発・販売されているとのことであった。
今回展示会に参加して感じたことは、ビジネスジェットはマーケットが限定されておりそのために個人的な繋がりがビジネス展開において重要なファクターとなっているということである。今回、自社所有のビジネスジェット機で昨年静岡空港を2回利用した中国の自動車部品メーカーの役員と偶然会場内で会い、その紹介で他の出展者との面談に至った。この自動車部品メーカーの役員は静岡空港を高く評価していて、自分の知己を紹介してくれたのだが、このように先ずは一人、一社の信頼を獲得し、良い情報が伝わっていくことで利用拡大が図られるのではないか。

ビジネスジェットの対応に特化した地元企業(FAE)が空港内に所在していることは他の地方空港に対して大きな強みである。現在、中国各地からの静岡空港への定期路線就航の動きが目覚ましいが、中国から静岡空港へのビジネスジェットの利用促進についても積極的に情報発信をしていきたい。


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