韓国駐在員報告
2017年3月 経済 駐在員 : 野原靖
2017年1月9日〜22日の期間、静岡市が訪日韓国人客の拡大(インバウンド拡大)を目的に、韓国に展開している日本式居酒屋の大手チェーン店「勝負」の本店(ソウル市ヨイド地区)でプロモー
ションを実施した。
静岡おでん、桜えび加工品、わさび塩等を活用した静岡市の名産品を用いた料理・飲料の提供を実施するとともに、パワーブロガー(多数の読者を持つブログ作成者)に店内プロモーションの様
子を取材してもらいブログ・SNS等で情報発信を実施したところ、期間中約1,000人が店を訪れた。
店舗では、料理・飲料の提供に加え、LCC「エアソウル」の静岡直行
便や静岡駅での外国人向け無料Wi-Fi貸し出しについて周知した。静岡市の担当者からは、プロモーション終了後、「近頃、静岡市での韓国人観光客への無料Wi-Fi貸し出し数が延びている」との報告があったことから、同市へのインバウンド増加にも寄与していると推測される。
県事務所では、プロモーション会場(居酒屋「勝負」)の紹介や韓国人
向けSNSでの告知による支援を実施した。昨年度、県で韓国市場参入に向けて働きかけを行った静岡市の酒造メーカーの日本酒500本が今回のプロモーションを契機に勝負グループに納入されるとの報告もあったことから、今後も市町、関係各所と連携しつつ、地道にエアソウルの静岡便や各所で実施しているインバウンド向け支援策を積極的にPRし、本県への来訪者の増加につなげていきたい。
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