東南アジア駐在員報告
2014年3月 経済 駐在員 : 長谷川 卓
2月23日、国際観光博覧会「TITF2014」終了後の午後9時過ぎ、4日間のイベント参加で消耗した身体のリフレッシュを兼ねて、一昨年12月にオープンしたタイ初のスーパー銭湯「湯の森」を体験視察した。
高架鉄道(BTS)プロンポン駅とトンロー駅の間を南に下がり、ラマ4世通り近くの複合商業施設エリア「A-SQUARE」の中に位置する。
入館システムは日本のスーパー銭湯とほぼ同じ。下駄箱に靴を預けて受付へ向かう。入浴料は450バーツ(約1,450円)。各種マッサージを組み合わせることもできる。当日は4日間の慣れぬ立ち仕事で足が疲れていたことから「入浴料+フットマッサージ〜750バーツ(約2,250円)」を選択。ロッカーの鍵を受け取り、脱衣場へ。入口でスタッフから垢すり用タオルとバスタオルを受け取る。脱衣場の雰囲気は日本の銭湯そのもの。バンコクに駐在していると思われる日本人の姿も見られたが、ほとんどはタイ人客で、かなりの賑わい。
浴場は洗い場と大きめの湯舟の他に、ジャグジー、水風呂、打たせ湯、サウナから成り、広さはそれほどでもないが、いろいろな湯が楽しめる。
スペース効率の都合からか背中合わせとなっている洗い場で、後ろのタイ人のシャワーの湯が背中に直接かかるのが気になったが、それ以外は日本のスーパー銭湯と同じで十分にリラックスできた。入浴後はマッサージの他に併設の居酒屋で、「風呂上りの一杯」も楽しめる。
本施設は日本の温泉施設をタイでも楽しみたいと考えたタイの資産家達が共同出資して建設、施設運営をしていると聞いた。また、筆者には現状でも十分満足できるサービス水準と感じたが、今後はさらに日本の一流温泉旅館のサービスを提供できる施設に改善していきたいとのこと。本県の温泉旅館や温泉施設との交流も面白いのではと感じた。
http://www.yunomorionsen.com/index.html
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