東南アジア駐在員報告
2014年11月 社会・時事 駐在員 : 芦澤裕之
10月下旬、シンガポール日本文化協会 (JCS) のジャパンフェアに出展した。
JCSは、日本語学校や、日本語能力試験、太鼓・書道など日本文化活動を実施する団体である。今回、JCSは設立50周年を記念して、オーチャード地区のショッピングセンターで5日間の文化交流イベント「ジャパンフェア」を開催した。
フェアでは、日本の食、文化、民芸品等のブース出展と、和太鼓、着物ショー、日本舞踊、折り紙ワークショップなどのステージイベントが行われた。当事務所では、ブース1小間を出展し、県内進出企業の御協力をいただきながら、静岡茶、わさびのPR販売と、静岡観光PRを行った。
学年末テスト期間中の閑散期であるにも関わらず、開催期間のうち3日間の休日は、フェア会場が多くの来場者で賑わった。オーチャード地区の買物客は購買意欲が高く、特に試食・試飲したものの購買率が非常に高かった。
本県ブースのわさび製品は、初日から好調な売れ行きを見せ、4日目に完売した。協力企業の担当者からは、シンガポール伊勢丹、高島屋での催事と同じくらいの売れ行きで大変満足した、とのコメントがあった。
静岡茶は、10月中旬の台風の影響で日本からの輸入が遅れたため、実質的には土曜日、日曜日の2日間のみの販売となったが、こちらも1商品を残して完売となった。協力企業の担当者からは、今後のシンガポールでの商品展開の参考になった、とのコメントがあった。
また、緑茶やわさび製品の試食・試飲を行っている来場者に対して、静岡県観光ツアーや観光情報のPRを実施した。特産品をきっかけに新たに静岡に興味を持った方も多く、こうしたPRが有効であることを改めて実感した。
観光地については、富士山や、河津桜、伊豆の温泉に興味を示す方が多かった。東京への近さも興味を持たれるポイントとなっている。
今回のフェアは、緑茶、わさびのPRにつながるともに、これらが静岡県の特産品であること、静岡県が観光の目的地として最適であることをシンガポーリアンにPRする、大変よい機会となった。
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