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北米駐在員報告
2000年6月 社会・時事 駐在員 : 若梅 真樹
全米1の酒豪州はウィスコンシン
米疾病予防センター(CDC)が実施した調査で、ウィスコンシンが全米一の酒豪州であることが判明した。過去1か月間、1度に5杯以上の酒を飲んだと答えた21歳以上の成人数の、州成人人口に対する割合が最も高かったのが同州である。
2位以下は、サウスダコタ、ネバダ、ミシガン、ノースダコタとなっており、ネバダを除き北部の州が名を連ねている。全般的な傾向として、教会などが宗教的にアルコールに反対する州が多い南部は、北部に比べて飲酒人口が少ないという結果が出ているという。
ウィスコンシン州は、ミルウォーキーに米初のプラスチック製ボトルを登場させた大手ビール会社ミラー・ブリューウィング社の本社があるなどビール醸造で有名であり、また、大リーグのホームチーム名もブリュワーズというほど、ビールが州住民の生活に密着している土地である。
しかし、この調査結果を受け、州政府は、州住民の飲酒過多に警告を発するため、飲酒運転の取締りを強化したというが、このような興味深い調査への対応の速さもアメリカということだろうか。
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