ここから本文です。
北米駐在員報告
2002年3月 社会・時事 駐在員 : 若梅 真樹
・ブルースでの課外授業
ブルースを通じて黒人社会の歴史を知ってもらおうと、ロサンゼルスにあるライブハウス“ハウス・オブ・ブルース”では、黒人音楽をテーマに課外授業のプログラムを企画したところ、小学生の参加が相次ぎ、毎年約1万人の児童が訪れるほどの人気となっているという。
このプログラムは、プロの音楽家がブルースを演奏しながら、奴隷貿易の歴史や、黒人の歌う労働歌の意味などを年代順に解説していくのが特徴で、99年のスタート以来週3回のペースで行われ、人気は口コミで広がり、今では教育委員会も高く評価し、学校単位での参加を促しているほどという。
児童らに人気があるのは、ラップミュージシャンのクールエードさんの歌う黒人奴隷の物語。テレビや映画などでしか触れる機会の無かった歴史を、音楽を通して理解できるとあって、参加者は、毎回ダンスを踊りながら聞き入っているという。
日付別一覧 地域別一覧 分野別一覧
|