東南アジア駐在員報告
2016年3月 社会・時事
駐在員 ： 芦澤 裕之
２月17日から21日の５日間、タイ旅行博ＴＩＴＦに観光ＰＲブースを出展した。今回は、静岡県/静岡市、富士急行/遠州鉄道、富士箱根伊豆協議会の３ブースを連結し、富士山周辺地域を強く訴求することができた。
静岡県/静岡市ブースでは、17日から19日の3日間、静岡市の丸善製茶の御協力をいただき、冷茶サービスを実施した。
また、春華堂がタイでは初めてブース出展し、有名俳優を活用した動画を制作した上で、ステージでのうなぎパイのＰＲを実施した。ステージイベントに来たファンがＦＡＣＥＢＯＯＫで情報を拡散したため、会場でタイの旅行会社からうなぎパイに関する質問を受けることもあった。今後、お土産としての訴求のみでなく、うなぎパイファクトリーやスイーツテーマパーク「ニコエ」への観光誘客につなげる取組を考えたい。
日系大手旅行会社のブースには、出発日が決められた団体旅行がほとんど並んでおらず、航空券、ＪＲパス、テーマパーク入場券、ホテルの単体予約が主になっている様子であった。このことから、タイ市場のＦＩＴ（海外個人旅行）化の一層の進展を感じた。
静岡観光については、河津桜は既に定着しつつある。また、三島スカイウォークはテレビやインターネットの情報により知っている人からの問合せが多くあった。さらに、前回までに比べて車（レンタカー）で行くのにはどうしたらいいか、という問い合わせが随分増えた。このため、次回までにドライブマップを用意すると有効であると感じた。
我々が出展したジャパンパビリオンには、５日間人通りが途絶えず、訪日旅行ブームは当面続くことが予想される。一方で、関係者からは富士山と五重の塔が望める観光名所(山梨県 新倉山浅間公園)の問合せが減っているとの話も聞いており、タイでの流行の変わりやすさと、常に新情報を提供することの重要性を実感した。
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