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中国駐在員報告

2014年7月 行政
駐在員 : 井口 真彦


上海で毎年開催されている「上海国際映画祭」の一部として、今年も6月14日から22日にかけて「2014上海・日本映画週間」が開催され、市内の映画館で11作品が公開された。日本の映画が中国の映画館で上映される機会が少ないこともあって、中国人の友人、知人によると、チケットは早いうちに売り切れ、入手困難な状況だったという。
 映画祭で上映される映画について、主催の日中映画祭実行委員会は、在上海日本国総領事館やJNTOなどと連携し、日本への旅行者の増加を目指し、それぞれの映画のロケ地を日本の観光地として紹介する関連イベントを開催した。
 上映される映画のうち、「清須会議」が浜松市をロケ地としているため、実行委員会から参加を要請され、当事務所では、浜松市とも連携して、二つのイベントに参加して観光PRを行った。
 イベントの一つは、一昨年12月に開業した高級百貨店「上海高島屋」において行われた「ロケ地紹介展示会」。ここでは、浜松市を中心に、静岡県全体をパネル掲示、パンフレット配布、DVD上映により紹介した。
 オープニングセレモニーには、中国でも上映された1976年の映画「君よ憤怒の河を渉れ」に高倉健と共に主演し、大変な人気女優となった中野良子や、人気声優などが参加し、大変な賑わいを見せた。
 もう一つは、中野良子の他、上演作品に主演した常盤貴子や監督が出席し、上海市の要人など約500名が来場したレセプションパーティ。ここでは、ロケ地自治体などの協力により抽選会を実施。本県は、浜松市の人気ゆるキャラ「家康くん」のぬいぐるみや地酒「純米吟醸・ふじのくに」、うなぎパイなどを提供した。
 人気女優が出席する華やかな舞台に、私もプレゼンターとして登壇し、抽選に参加するという役得に恵まれた。
 日本政府観光局(JNTO)は、今年2〜3月、訪日旅行を取り扱う全国の主要な旅行社105社を対象に、訪日旅行に関する市場動向アンケートを実施した。
 それによると、「今年の訪日中国人旅行者数の見込み」に関する設問の結果は、「今年は過去最高を上回る」が全体の85%を占めた。中国人の今年の人気海外旅行先(個人旅行)は、韓国、台湾に続いて日本が第3位に入っている。日本の順位は前年の10位からの急速な回復である。
 関西から入り京都、富士山(富士五湖や箱根など)を観光し、東京へ抜ける「ゴールデンルート」の販売に力を入れる旅行社は依然として多いが、これ以外の新しいルートを開拓する旅行社も増えている。
 JNTO上海事務所長は「日中関係悪化の影響は完全に払しょくしたと言っていい」と強調する。当事務所では、この流れを静岡に向けるべく、上海や浙江省内の旅行会社や行政機関を積極的に回り、また各地の旅行展示会に出展するなどして、奮闘しているところである。


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