東南アジア駐在員報告
2024年3月 経済 駐在員 : 竹田 敏彦
1月下旬から2月上旬にかけて、静岡県産の牛肉といちご(きらぴ香)を紹介する「静岡フェア」を開催した。会場はバンコクの高級レストラン3店(無国籍料理、天ぷら、寿司)と、バンコク及びタイ北部チェンマイのスーパー5店だ。両商品ともにレストランシェフやスーパー関係者から高い評価をいただき、牛肉については「脂身がしつこくなく、美味しい」、いちごについては「甘みと香りのバランスがよく見た目もきれい」とのコメントを頂戴した。
一方で、いくつかの課題も見えてきた。特に、牛肉に関しては県内での屠畜、いちごについては県内から羽田・成田空港までの輸送手段に改善の余地があることが判明した。
課題はあるものの、タイは日本食の輸出先として魅力的なマーケットである。ジェトロの調査によると、2023年のタイ国内の日本食レストランは前年から8%増加し、5,751店に達したとのことだ。地域的には、バンコク近郊や地方の大都市での増加が見られ、業種的には、ラーメン、居酒屋、焼肉の増加が目立つ。
当所では、引き続き静岡県産品がタイ国内で一層浸透するように、関係者と協力して市場開拓を継続していく。
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