ここから本文です。
北米駐在員報告2002年9月 政治 ブッシュ大統領が先制攻撃方針を改めて主張
ブッシュ大統領は、1月の一般教書演説での「悪の枢軸」発言から、6月のウェスト・ポイント陸軍士官学校卒業式での「先制攻撃」発言へと、そのテーマを構築してきた。そして12日の演説で、「フセイン大統領は、『抑止・封じ込め』政策が適用できない専制者」と述べた。 一部の専門家は、「ブッシュ大統領は12日の演説で、先制攻撃への敷居を低くしたようだ」と見ている。ハーバード大学のナイ教授は、「最大の疑問は、危険がどれほど明確で差し迫ったものなのかということ。『深刻で増大する危険性』は、先制攻撃を正当化するのに適切な表現ではない」と指摘している。 |
お問い合わせ