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中国駐在員報告
2011年8月 社会・時事 駐在員 : 井口真彦
浙江省の「杭州西湖文化景観」が、フランス・パリで開催されたユネスコ第35回世界遺産委員会会議で現地時間6月24日、「世界文化遺産リスト」に登録されることが決定した。
世界遺産委員会は、「杭州西湖文化景観」は、傑出した典型的な文化景観であり、中国の景観美学思想が如実に現れており、中国さらには世界の庭園設計に対する影響は極めて大きいと評価した。
この決定は、翌6月25日、中国の代表的なテレビ局「中央電子台」総合テレビでも朝のニュース番組のトップニュースとして報道されるなど、中国国民の関心の高さが窺われた。
なお、5月30日に東郷和彦県対外関係補佐官他が県を代表して浙江省の王建満副省長と面談した際、「湖の西湖」と「山の富士山」が共に登録されるよう協力することで合意したことを踏まえ、県は過日、知事名で祝意を表する手紙を送付したほか、東郷補佐官も別途、同様の手紙を送付した。
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