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2005年7月 経済駐在員 : 橋本勝弘
シンガポール IOC総会がシンガポールで開催 10億人が注目 世界中の注目を集めた国際オリンピック委員会(IOC)総会が、ここシンガポールの「ラッフルズ・シティー・コンベンション・センター」で7月2日から9日まで開催された。 IOC総会には、2012年の夏季オリンピック開催地に立候補しているパリ、ロンドン、ニューヨーク、マドリード、モスクワの5都市から、多くの著名人がシンガポールにやって来た。トニー・ブレア首相(イギリス)、ジャック・シラク大統領(フランス)、ブルームバーグ市長(ニューヨーク)、ヒラリー・クリントン上院議員などの各国要人をはじめ、デビット・ベッカム(イングランド代表主将)やモハメド・アリ(元世界ヘビー級チャンピオン)などの有名スポーツ選手が駆けつけ、自国での開催をアピールした。 開催地の発表が行われた6日午後8時前後(日本時間午後9時前後)には、世界で約10億人がテレビの前に釘付けになったとされ、広告業界では「シンガポール観光庁(STB)のキャンペーン1年分より効果が大きい」とまで言われている。 総会には報道関係者15,000人を含め、約5,000人がシンガポールを訪れ、経済効果は4,000万Sドル(約26億4,000万円)に上る。なお、開催費は350万Sドル(約2億3,100万円)と発表されている。 こうした世界的なイベントの誘致には、相当の準備が必要と思うが、例えば、現在、シンガポール・アジア文明博物館で開催されている「ジャーニー・オブ・フェイス(信仰の旅)バチカンコレクション展」(ルネッサンスの巨匠ラファエロの作品や法王の冠など貴重なコレクション約140点を展示)は、ジョージ・ヨー外相が1997年、バチカンを訪れた際に持ち上がった話を政府の長年の交渉を経、今回実現したとのことである。 来年にはIMF(国際通貨基金)・世界銀行サミットがシンガポールで開催されることが決まっている。 資源を持たない小国シンガポールは、外資系企業の誘致と共に外国人の訪問を促すコンベンション事業、観光事業に大変な力を注いでいる。 今回のIOC総会の主役は、もちろん開催地に名乗りを挙げた5都市であるが、シンガポールの名を世界中にアピールした。1965年のマレーシア連邦からの独立以来、五輪のメダルにはいまだ手が届かないが、五輪一色に染まった1週間であった。
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