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中国駐在員報告
2010年3月 経済
駐在員 ： 若田部 孝
中国最長の浙江省舟山市の舟山跨海大橋
浙江省の寧波市と舟山群島（舟山市）を結ぶ「舟山跨海大橋」が、2009年12月27日より開通した。この大橋は、複数の橋梁や陸上部分の道路を含め全長50qで、中国最長といわれている。
海上大橋としては、2008年５月に完成した同省の「杭州湾跨海大橋」（全長35.7ｋｍ）があり、こちらは、橋として世界最長の米国ルイジアナ州のポンチャートレイン湖コーズウェイ（全長38.4q）に次ぐ世界２位の橋であり、海上橋としては世界最長である。また、杭州湾には洋山深水港と上海市を結ぶ東海大橋（全長32.5km）があり、杭州湾周辺に海上大橋が次々に開通した。なお、杭州湾跨海大橋は６車線で最高速100km、舟山跨海大橋は４車線で最高速100km〜80km（橋梁により異なる。）である。
これまで、中国の交通インフラの話題は、上海浦東国際空港等の大規模空港施設や鉄道高速化計画による新幹線等が多かったが、杭州湾周辺や上海市・江蘇省を結ぶ大規模橋梁インフラが続々開通し注目を集めている。
これらにより、上海市、浙江省、江蘇省の各地域は、高速道路で緊密に結ばれ、より一層、経済圏として一体化し、発展することが期待される。
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