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中国駐在員報告

2012年5月 行政
駐在員 : 野村芳一


    今月、牧之原市長を始めとする牧之原市代表団が江蘇省宜興市を訪問し、観光及び教育分野で友好交流の覚書を締結した。
     中国の行政区分は、国家の下に「省級」の行政単位があり、さらに「地級」「県級」「郷級」と順に細分される構造になっているが、省級の中央直轄市、地級の地級市、県級の県級市という3種類の市があることから、大変にわかりにくい。
    宜興市は、江蘇省の地級市の無錫市の中にある県級の市である。上海から西へバスで3時間程、南京や杭州からも2時間程で辿り着く。中国五大湖の一つである太湖の西端に位置しており、浙江省、安徽省とも接している。
    宜興市の面積は約2,038平方キロメートルで、およそ106万人が生活している。もともと製陶業が非常に盛んで、「陶都」と呼ばれているほど陶器の産地として名高いところである。また、茶葉、孟宗竹の生産の基地でもある。広大な竹林があるため、「竹海」とも呼ばれていたという。教育に熱心な地域であることから、有名大学に多くの宜興出身者を送り込んでおり、その結果、著名な研究者を数多く輩出している。
    産業面では、1992年に開設された国家級高新技術産業開発区(国家認定によるハイテク産業パーク)である「宜興環保科技工業園」がある。これは、全国で唯一の環境産業をテーマにした工業団地であり、インキュベーションセンターを備えて創業を支援し、全国300の大学と提携、新技術開発を進めている。同工業園及び周辺に展開する企業は、メーカーを中心に既に約1000社に及び、それに関わる就業人口は約6万人にのぼるという。
    牧之原市としては、当面、教育旅行や観光客誘致を中心に交流を進める方針と聞いているが、宜興市は、経済的にもポテンシャルの高い都市であり、静岡空港周辺の市町と中国各地の交流が広がることにより、空港の利用促進も期待できる。また、6月から始まる上海便の武漢延伸の影響で上海浦東空港の静岡への出発時間が朝9時30分から11時30分へ2時間遅くなるため、上海だけでなく宜興などその周辺地域も当日出発地として誘客のターゲットになっていくものと思う。


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