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北米駐在員報告
1999年8月 社会・時事 駐在員 : 若梅 真樹
マクドナルドの業務改善戦略
ファーストフードの大手であるマクドナルドでは、近年の競争激化を受けて、過去最大の積極的な業務改革を実施している。
USAトゥデーによると、国内の新店舗オープン件数を95年の1,130件から98年には92件に抑える一方、国際事業の拡張に重点を置き、99年にオープンする新店舗の90%は海外となっている。
また、食品をより出来立て感覚で出すための調理システムへの投資や経営機構を本社中心の経営から5つの地域に分けたゾーン経営に切り替えるなど、ジャック・グリーンバーグ最高経営責任者(CEO) は「過去40年はただ新しいレストランをオープンすればよかったが、今はそれだけでは不十分」と、98年の業界シェア43%を誇るガリバー企業の改革を進める姿に自由競争下での熾烈な戦いを繰り広げる企業間競争の実態が感じられる。
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