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中国駐在員報告
2002年8月 社会・時事 駐在員 : 外山 敬三
・中国製ダイエット食品、発売元は認可取り消し
中国政府は30日、全国の関係各部門に対し、ダイエット食品など健康食品の製造、販売を巡る不正行為を全国的に取り締まるとの通達を出すとともに、食欲抑制剤フェンフルラミンをはじめとする禁止薬物の使用や誇大広告を行っていた「御芝堂減肥膠嚢」を含む13商品の衛生省認可取り消しも発表した。
中国では広州御芝堂が生産するダイエット食品「御芝堂清脂素」の服用によって十代の女性2人が既に死亡しており、広東省当局からの通報を受けた国家体育総局が調べたところ、同食品には食欲抑制剤フェンフルラミンなど国際オリンピック委員会が定める使用禁止薬物が検出され、広東省当局は4月、広州御芝堂に同食品の生産停止、回収と8万元の罰金を命じ、今月に入って認可を取り消していた。
なお、これらの食品は日本で承認されておらず、中国の販売業者を通じた個人輸入がほとんどを占めている。
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