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中国駐在員報告

2003年6月 経済
駐在員 : 外山 敬三


浙江省自動車部品メーカーの動向

    国家統計局が発表した国内自動車産業についてのリポートによると、昨年の自動車産業の中国国内工業の伸びに対する貢献度は11%、今年1〜3月は13.6%に上昇している。製品別の売上高でみると、1990年には15位だったのが、2002年には7位に浮上し、今年1〜3月には通信設備、パソコン及び電子設備、電力、冶金・化学工業に続き国内五大産業の仲間入りを果たしている。
    自動車の購入についてみると、以前は公・商用目的が中心であったが、最近は個人購入が増加し、2002年末時点での個人の自動車所有率は100戸当り2.8台と乗用車人気が高まっている。ある調査機関の調べによると、都市部の1人あたりの可処分所得は2010年以降にはマイカー購入可能水準とされる2,000〜2,500ドルに達すると見込まれており、モータリゼーションの波が確実に押し寄せてきている。
    そんな情勢の中、浙江省では、中国初の民間メーカー「吉利」の成功に刺激されて、自動車部品メーカーなどが自動車会社を買収して完成車の生産に参入を始める企業が増えている。寧波の自動車部品メーカー華翔集団は、部品メーカーとしては一定の地位を築いており、上海大衆やGMなど国内外の大手メーカーと取引しているが、部品生産だけでは飽きたらず、完成車市場への参入を決め、河北省のピックアップトラック大手の中興汽車の株式を買収した。また、タイヤ最大手の一つ浙江万豊奥特集団は、2000年6月に上海のバスメーカーを買収し上海万豊汽車を設立してピックアップトラックやバンの生産を開始した。年生産規模を2年間で5万台とし、今はマイカー市場に狙いを定めて戦略を練っている。さらに部品メーカー最王手の万向集団は電気自動車の開発を進めており、今年は7台の試作車を完成させている。


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