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中国駐在員報告
2012年5月 行政 駐在員 : 井口真彦
出張する際には、ノートパソコンを持参し、ホテルでメールを確認したりネットで情報収集するのが常である。最近では、携帯用WIFIルーターも持参し、いつでもどこでもネットとつなげる環境にある。
先日、上海赴任後初めて中国国内線に搭乗する機会があった。利用した上海虹橋国際空港の国内線待合室には、WIFI回線に接続できる設備があり、電源も設置されていた。WIFIルーターを持参していたが、敢えてこの設備を利用してみると、空港のWIFIである旨の告知画面が表示された後、パスワード入力などの手続きもなく、URLが閲覧可能となった。浙江省杭州市でもWIFIを利用できるデパートなどが増えてきているとのことである。
上海でも杭州でも、スマートフォンの普及には目を瞠るものがあり、コーヒーチェーン店やファーストフード店では、多くの若者がノートパソコンを広げ、ネットに接続しているのは当たり前の光景となっている。
特に、スマホでWIFIを利用して微博(ウェイボー:中国版ツイッター)に投稿するのは、都会の若者にとっては普通のことであり、WIFIにつなげられない場所は多くの若者にとって退屈な場所と認識されているようだ。
私は、WIFIについては、業務で使う際は安全面も考慮して持参のWIFIルーターを使うこととしている。しかし、いざという場合にどこでもこのような回線を使える環境の整備は、一面では日本より進んでいる部分でもあり、ありがたいと感じるとともに、日本でも更なる環境整備を望む。
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