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東南アジア駐在員報告
1999年6月 経済 駐在員 : 篠原清志
・フィリピン、経済のアキレス腱はストライキ
フィリピンでの事業活動でもっとも問題にされることは、労働組合が強く、ストライキが頻発することである。アジアの経済危機やストライキの長期化によって存亡の危機に直面しているフィリピン航空の状況などから、昨年来ストライキがめっきり減ったと報道されていたが、最近、またストライキ関係の話題が大きくなっている。
マニラで市民の足となっている乗合バス「ジムニー」の運転手が、大規模なストを予定していると報道されたり、6月上旬日本を訪れたエストラーダ大統領が、ストで苦労している二輪車の現地生産拠点を閉鎖し、設備をタイに移転させる計画を進めているホンダの幹部に、フィリピンから撤退しないように求めたことなどが大きく報道されている。
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