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中国駐在員報告

2003年6月 社会・時事
駐在員 : 外山 敬三


全国大学統一試験、予定通り実施

    中国の教育制度は基本的には日本と同じ6・3・3制がとられており、9年間が義務教育期間となっている。高校への進学率(専門学校等を含む)は42.8%、大学(大専含む)への進学率は4%弱でまだまだ狭き門となっている。またこれは地域格差が大きく、北京の大学進学率は23.3%、上海は12.6%、広東省は3.7%となっており、地方出身者が都市部の一流大学に入学するのは非常に困難である。それゆえ大学本科の卒業生の基礎能力や専門性はかなり高い水準にあり、中専<大専<大学と、学歴と基礎能力は顕著に比例している。
    中国の大学入試制度であるが、文化大革命の影響で1966年から78年にかけて大学入学試験が中止された時期もあったが、その後は、全国大学統一試験が毎年実施(北京市、上海市等一部の都市では独自に実施)されており、成績に応じて志望校への入学が決まるシステムになっている。昨年は275万人の募集に対し527万人が受験する狭き門で、今年も6月7日から予定通り実施されることになっているが、SARSの疑いを排除できない受験生は統一試験を受けられないことになっており、ここにもSARSの影響が及んでいる。
    なお学費は1989年から有料となり、今では年間4千元から6千元(平均年収の約2分の1)になっており、一般世帯にとってはかなりの出費である。しかし「一人っ子に質の高い教育を」という親の願いから受験戦争はますますエスカレートする傾向にある。
(参考)中国の教育制度
    年齢
     
     6
     7
     8
     9
    10

    小学:小学校(5年または6年)

    11
    12
    13
    14

    初中:中学校(4年または3年)
    15
    16
    17
    高中:高校(3年)
    中専:
    専門学校
    (3-4年)
    職業学校
    (3年)
    技術学校
    (3年)
    18
    19
    20
    大学
    (4年)
    大専
    (3年)
    中専
    (3年)
    21
    22
    23
    修士
    (2.5-3年)
    24
    25
    26
    27
    博士
    (4年)


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