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中国駐在員報告
2002年3月 社会・時事 駐在員 : 外山 敬三
・中国の最低生活保障制度
中国民政省は、今年の1月の時点で、全国で最低生活保障を受けた人が1235万人に達したことを明らかにした。90%以上が経済的に困難な労働者や失業家庭の人々である。
この制度は1993年に上海市が全国に先駆けて実施した制度で、その後全国各地に広く普及し、99年9月までに全国すべての都市及び県の人民政府のある鎮すべてで導入された。同制度は、退職者の基本養老保険制度、一時帰休者の基本生活保障と失業保険制度と並んで「3つの保障線」と呼ばれており、上海での最低保障金額は280元/人である。
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