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東南アジア駐在員報告
2001年9月 経済 駐在員 : 岩城徹雄
・日本とシンガポール、情報処理技術者の資格を相互認証
情報処理技術者の資格認定機関である日本の中央情報教育研究所、情報処理技術者試験センターと、シンガポールコンピュータ協会、情報通信能力センターは、8月24日にシンガポールの情報通信開発庁で、情報技術プロジェクトマネージャーの資格が同じ技術水準であることを相互に認める覚書に調印した。両国間の情報処理における技術交流が拡大することを目的としている。
シンガポールの資格はITプロジェクトマネージャー(CITPM)と呼ばれ、ITの学位を保有し6年以上のITプロジェクトの管理を経験した者などの受験資格があり、合格しても5年間の有効期限つきで、再認定には申請が必要となる。これまでに約280人が資格を取得している。CITPMには通常のものと上級(Senior)の2段階に分かれるが、シンガポールではこれが唯一の資格である。日本の情報技術者の試験は、このプロジェクトマネージャーのほか、システムアナリスト、テクニカルエンジニア、システム監査技術者など13の区分に分かれている。
なお、日本は既にインドとの間で、基本技術者(日本)とAレベルコース(インド)の技術水準が同等であるとの相互認証をしており、シンガポールは2国目の認証相手となった。
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