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ホーム > 交流・まちづくり > 国際交流 > 地域外交課 > 海外駐在員報告 > 東南アジア駐在員報告

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東南アジア駐在員報告

2007年6月 経済
駐在員 : 獅倉 浩


マレーシア・・・鮪の佃煮はマレーシアの田舎町から


 マレーシアの北部ケダ州は人口約180万人。マリンリゾートやシルバー移住の地として有名なペナン市に隣接し、州都アロー・スター市はペナン市から車で約2時間に位置する地方都市である。前首相マハティール氏の生誕地として有名な当地は、昨年12月にクアラルンプール、イポー、クチ・ウタラ、クチ・スラタン、ジョホールバル、コタ・キナバル、シャ・アラム、マラッカに続く第9番目の市に指定されたことから、インフラストラクチャー整備が徐々に進んでおり、空港や道路が新改築され、近く工業団地造成の話もあるそうだ。クアラ・ケダはアロー・スター市に隣接し、田んぼが広がるのどかな田舎町である。
    このクアラ・ケダに現地法人を設立・創業して約18年になるのが、焼津水産加工団地に入居する潟}ルシメ21だ。同社は創業大正15年、従業員50人強の、佃煮・珍味類、鰹のたたき等を主とする水産加工品製造販売会社だ。
    同社がこの地に現地法人を設立するに至った経緯は、前述のように近隣にあるペナン港が20〜30年前には鮪漁船の給油、修理等の基地で、鮪が多く水揚げされていたことや、同社の協力会社(日系)が既に当地で操業しており地の利があったことにあった。
    現在では鮪漁船が殆ど寄港しなくなり、鮪や鰹を東南アジアや日本から仕入れている点は予想外の展開だが、同社の主力商品の鰹や鮪の佃煮の前加工(おろし、煮、燻し、カット)のほぼ全量をクアラ・ケダの現地法人が担っている。手作業に頼らざるを得ない加工や、3Kと言われる燻し工程を人件費が約2万円/月に満たない作業員約60人で行い、冷凍にして日本本社に出荷している。運送費を差し引いても製造原価の低減に大きく貢献しており、潟}ルシメ21の主力工場と言って差し支えない。


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