中国駐在員報告



2003年4月 社会・時事
駐在員 : 外山 敬三


イラク攻撃への関心の度合い

    中国では3月20日午前9時(中国時間)が、アメリカがイラクに対して発した最後通告の期限で、当日は7時のニュースがイラク関連で丸々30分を費やして流したほか、攻撃が開始されると主要メディアは一斉に臨時ニュースを流し、その後特別番組に切り替えて放送を続けていた。アメリカの同時多発テロの時やアフガニスタンの時は特別番組が放送されることなく定時ニュースだけであったのと比べると、いかに世間の関心が高まっているかがわかる。また、中国メディアは「最新状況」として主に西側通信社の報道を直接引用。新華社電を使っている通常の国際ニュースと違い、イラク報道に各社が力を入れている様子を窺わせていた。
    また、戦争が始まる2、3日前から朝刊が売り切れ、夕刊もなかなか入手できない状態が続いていたが、攻撃開始当日の夕刊は、普段より2〜3時間遅れで到着し、それでもすぐに売り切れ、その後増刷版が出されるなど、一般市民の関心も高まっている。

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